Facebookで熊本3高会(北高、東稜高、西高)というのに参加しているのですが、その会で計装(電気制御)が出来る人を探している人がいました。その人は高校は違うけど高校演劇をしていた同級生でした。こういう縁で再会&仕事が来ることもあるんですね。びっくりしました。
さて、仕事の内容ですが、知り合いの工場で制御盤を見ていた方が亡くなってしまったそうです。その結果、制御がわからなくなってる機械(電気回路)があるという事でした。その電気回路をみて今後良ければ面倒を見てもらえないか?という事でした。 実際に見せてもらった機械は粉砕機でした。 問題のわからなくなってる電気回路は「スターデルタ回路」でした。これは昔から使われれている基本的な回路ですが、ちょっと複雑なので知識が無い人が見ただけでは、少し理解するのは難しいかもしれません。 ![]() 事前に回路の写真は見せてもらっていたので、電気回路図(一般的なスターデルタ回路)の資料を事前に用意する事が出来てました。回路図と写真で社長に制御盤の動きを説明しました。社長も回路が理解できて満足してもらってるようで良かったです。 ■スターデルタ回路 今でも大きなモーターで使用されてる電気回路です。 出力の大きなモーターはいきなり早い回転数で回すと機械に負荷がかかります。 その為に、一度電気的にゆっくりのスピードで回して、設定時間(今回は7秒でした)後に早いスピードで回転させる回路です。 ![]() この回路そのものの電気図面ではないですが、参考電気図面 さて、電気回路の説明をしながら動きを良く見ると、最初にゆっくり回るはずの回路が動いてませんでした。回路を追っていくと、線が1本きちんと接続されていません。 慣れてない方が部品を交換した時にミスったみたいです。 「一度壊れたけど、もう動いてる」と聞いていたのですが、ゆっくり回る方の回路が正常に動いてなかったので、機械的にあんまり良い状態ではありませんでした。 正常に動くように、修理して作業を終えました。 直さないままだと機械が無理をしてしまうので機械を見せてもらってよかったです。 今後もこれをきっかけに修理の依頼とかあると良いな。と思いました。 |